理念

チャイルドリーフ

【チャイルドリーフの理念】

1・チャイルドリーフは、子どもの成長を支える広い視野と深い視点を追及します。

2・チャイルドリーフは、子育てで悩む保護者の明日への着実な一歩を支えます。

3・チャイルドリーフは、子どもの成長を支えるすべての人の挑戦を応援します。

【プロフィール】

カウンセラープロフィール

はじめまして。チャイルドリーフ・カウンセラーの鈴木宏之です。私がチャイルドリーフを通じて子育て相談・療育相談に取り組むとき、いつも一つの想いがあります。それは、さまざまな支援機関を利用していてなお、問題への方針を示せず困惑する人々を支えたいというものです。ときに広く、ときに深い視点から自立的な歩みを支えるプロフェッショナル・サービスを提供したいと思っています。

大学で学んだ特別支援教育学や言語障害児教育と言語発達支援

 私が障がいのある子どもの発達支援や療育支援について学び始めたのは、18歳で大学の特別支援教育学(当時は障害児教育学と呼ばれていました。)の教員養成課程に入学したときでした。

言語障害児教育を専攻としましたので、療育での言語発達支援や子どものソーシャルスキル・トレーニング、子どもの聴覚認知のトレーニングなどを学びました。自作のリハビリテーション用の遊具を作りながら、子どもの療育活動を実習で行ったことも楽しい思い出です。また、特別支援学校のボランティアを何度もしていたことが懐かしいです。

子どもの成長を支えることの大切さは、目が見えず耳も聴こえない子どもの成長する姿を目の当たりにしてから折れない信念へと

 当時の私は言語障害児教育専攻でしたが、ご縁があって、大学4年生のときに現筑波大学付属視覚特別支援学校についての卒業論文を書きました。この時期、私の心に刻まれたのは、目は見えず耳も聴こえない子どもの教育活動に熱心に取り組む先生の挑戦でした。

 伝記でしか読んだことが無いヘレン・ケラーの教育の世界を実際に目の前で見たときの衝撃は今も忘れません。子どもの無限の可能性に向かって日々の働きかけを大切にして、子どもの世界が広がることを純粋に喜ぶ先生の後ろ姿は、今思い出しても胸が熱くなります。

子どもの成長を信じることが当たり前という私の感覚は、今思えば、こうした先生方の後ろ姿に学ばせてもらってきたからなのでしょう。

大学院で学んだ臨床発達心理学と行動療法や心理アセスメントの重要性

 大学では子どものさまざまな発達上の困難や疾病、発達や検査について学んでいました。進学先の大学院では、子どもの認知発達や行動障害、神経科学や生理学などを学び、特別支援教育や、障がいのある方の社会参加について考える日々でした。

子どもの負担と保護者の負担を軽くする視点に気付く

中でも知能検査や行動療法での心理アセスメントを通じた指導法は、同じ発達上の課題に対しても異なる考え方を学べたことで、問題と指導法との相性や組み合わせ方を考慮できるようになった良い経験でした。さまざまな発達段階の子ともの特性に合わせて対応を変えられることで、子どもや保護者の負担を軽くできますので。

また、この時期は福祉施設のボランティアにも行くようになり、障害福祉学についてもワークショップや体験を通じて学ばせていただく機会をもらっていました。

他分野のスキルを学ぶ~大学保健管理センターでの医師との協働による医療的ケアの実践

その後は、他分野の技術を吸収すべく、交流型のカウンセリングや、精神医学で重宝される来談者中心療法やコーチングといった新しいカウンセリングスキルを医師の指導のもと経験する中で、産業カウンセラーや国家資格のキャリアコンサルティングの資格も新たに取得してきました。

特に大きかったのは、臨床発達心理学の分野では広く知られておらず、容易に習得できない来談者中心療法やコーチングといったカウンセリングを、実践を通じて学べたことでした。

このことにより、相談者が意識できていない本当の気持ちを聴くことの大切さを実感できるようになり、現在の活動へとつながっています。また、お子さんと保護者の方にとっての本当の幸福とはなにか、について深く考え直すことになった経験でした。

情熱を捧げた公立小学校での学級担任と特別支援教育

 大学保健管理センターを離れたあとは、精神医学の中で学んだスキルをもとに、公立小学校で教員を務めています。この当時はただひたすらに情熱をささげて子どもの成長に励まされながら、関心のある授業研究から苦手な教科の授業研究までを年間を通じてチャレンジしていました。

公立小学校での特別支援教育としても特別な成果を挙げることができ、確かな手ごたえを得たことは今の原動力になっています。この体験から、集団教育の中で個別支援を行うことの実現の可能性と、一方では教員として注げるエネルギーには現実的な限界があることについて、実際に自分で確かめながら理解を深めることができました。

世の中の広さを知った社会教育指導員の経験

 公立小学校教員を退職したあとは、保護者向けの一般的な子育て講座をコーディネートする役割をもつ、教育委員会所属の社会教育指導員を務めました。私自身の子育て観の幅は、この当時に培われています。

それまでは実践指導の専門性ということで、限られた方法論に基づいて狭く深く学ぶことが当たり前でした。対照的に、とにかく広くさまざまな子育ての議論に触れ、保護者が成長できるためのいろいろな視点の講座について考える経験をすることができたのです。

世の中は広く知らないことだらけであることを、多くの講師に出会ってお話を伺いながら実感しました。新鮮な気持ちで子育てについて考えなおすことができたことは、大きなターニングポイントだったように思います。

思い上がりをガツンと弾かれたような想いがした障がい者施設での支援

 社会教育指導員を務めた後は、教育分野、心理学分野、医療分野と学んできましたから、いよいよ福祉の分野です。ここで私の思い上がりが打ち砕かれたのは、それまで学んで努力してきた実践指導やカウンセリングスキルが部分的にしか活用できなかったことでした。

福祉施設では、学校や医療機関とはちがう考え方で支援プログラムが進みます。しかも、生活の場での人間的な関わりという福祉ならではの最大の長所をつぶさない形にすることは困難を極めました。心理学や医療の基本的な考え方を有効活用できる支援の理念や方法の選択は、どうしていいか最初はわからず、結論が出るまでに5年の期間が必要でした。

福祉本来の温かい関わりや寄り添う気持ちを弱めずに、福祉施設職員に備わっている長所を生かす科学理論の活用がしたかったのです。

この最後の福祉施設での経験こそが、最大の難関でした。それを乗り越えたことで、

『人が生きるということの風情と色彩を失わずに、どのように各分野の良いところを融合させてまとめていくことができるか』

という、バランス調整のような総合的な専門的判断を子育てで最も重視するようになりました。

今現在~子どもの療育で困っている人や学校でのトラブルで困る事例の解決~

現在は、子どもとの関わりに自身がない方のご相談を聴くことや、学校との調整が難しい方の支援を行うことで、子どもたちが安心して過ごせるお手伝いもしています。

また、学校の先生や、スクールカウンセラー、公認心理士、臨床発達心理士、言語聴覚士、保育士、医師等の専門職の方とも違う視点の切り替えや弱点の補完を行っています。単分野の専門職の方で解決できなかった問題について、"4分野総合分析"で着地点を見つけることもあります。

総合的な子育てのバランスを考えるように

経験を通じて確かめてきた結果、視野を広く保ち、視点の切り替えをしながら専門職としての総合的な子育てのバランスを考えることが、人が成長していく上で最も大切だと思っています。 

 チャイルドリーフによるカウンセリングという新しいステージに立ち、これまでの経験を深めながら視野をさらに広げていきます。そして、子育てに悩む保護者とその子どもたちの自立を支えていきたいと思います。


無料でホームページを作成しよう!